重要度

評価 :4/5。

信用取引証券会社に預けた現金や株式を担保としてその評価額の約3.3倍の取引が行える制度

株を始めたころってすごく怖い雰囲気があってとても手を出す勇気がありませんでした。

ただ、慣れてくると戦略の幅を広げるためにはとても有能な取引だと解りましたので

その魅力を少し書いてみたいと思います。

自分の能力(現金)以上の取引をすることを勧めるわけではありません

必ず自分でも調べて情報の裏をとってから実践してください

メリット                      

1 差金決済の回避             

2 取得単価を調節できる            

3 つなぎ売りができる              

1.差金決済の回避

株式では現物の受け渡しを行わずに売りと買いの差額によって決済をすることを禁じられています

例  買う   →売る   →買う または 売る   → 買う  →売る こういった行為は禁止です

上記のような現物を同一銘柄で1回転以上取引をする場合は2回目の売買の代金に充当できるほどの預かり金を証券口座に入金する必要があります

ある証券会社でデイトレードを初めてやった時にこのルールを知らずにペナルティとしてとても高い手数料を払うことになり涙目になりました

   

信用取引では上記のルールに該当しないので余力があれば何度でも売買が繰り返しおこなえます

2.取得単価の調整

現物取引の場合   Aという株を100円で100株買って別の日に120円で100株買った場合

          取得単価は平均取得単価の110円となります(200株保有)

信用取引の場合   Aという株を100円で100株と120円で100株といった具合で平均されず

          別々の価格で持つとができます

信用取引は価格を混ざらずに保有できるから戦略が増えるよ

3.つなぎ売りができる

現物で買い付けをして信用取引で空売りをすることで優待銘柄を価格変動のリスクを抑えて獲得する手法

空売りは大きな落とし穴があるので注意が必要

空売りの落とし穴

① 配当金調整金を払わないといけない:権利付き最終売買日をまたいで空売りの建玉を保有していると

配当金支払時期に配当金相当額を支払わないといけない

※つなぎ売りでは買いの建玉で配当金相当額がもらえるので相殺できます

② 逆日歩:空売りが想定外に増加した場合に株を貸し出す手数料(品貸料)が大幅に増加する場合がある

優待より高い手数料となることもありつなぎ売りではこの逆日歩のリスクを考えないといけないよね

③ 損失が天井知らず:買いの場合は最悪値段が0になるだけでが 売りの場合は価格がどこまでも上昇する可能性がありとんでもない損失となる場合があります← つなぎ売り以外でタムタムは空売りはめったなことではしません

まとめ:追証とか怖いイメージがあるけれど自分の実力以上(現金以上)の取引をしなければとても便利な取引です。信用取引に係るコストは証券会社によって違うから見比べてみるのも楽しいよね。