高速道路のパーキングエリアで一息つくとき食べるとなぜか美味しい。

いつもより気だるい朝のコンビニで見かけるとなんだか無性に食べたくなる。

それが私にとってのアメリカンドックです。

けして普段の食卓に当たり前のようにはあらわる訳ではない。

食べている情景を思い返すとなんだかノーマルな感情でないときに食べている印象。

では、今はどうか?

今は何だか日々の流れにどこか影を感じていてけして落ち込んでいるわけではないが何となく冴えもしない微妙なまどろみを纏っておるそんな感じ。

そんな今日だからこそ以前見かけて買っておいたアメリカンドックをホットサンドメーカーで挟んでみようと思う。

多めにバターをひいて火をつける。

溶けたバターをアメリカンドックをくるくる回しながらまんべんなく染み込ませていく。

そして焼き上げていく。

でもそれだけでは何となく寂しいのでチーズを一枚のせてさらにカリカリになるまで焼いていく。

焼き上がるまでの沈黙がつかれた心には今は優しい。

そして焼き上がったアメリカンドッグの見映えはひどくて苦笑い。

マスタードとケチャップをのせて何とか挽回を図る。そしてかろうじて納得する。

そして食べる。味はどうなのか?

衣はさくさくで甘さが際立っている。

チーズもカリカリで良いアクセント。

これは好きかもしれない。

なんだか少しだけほっとすることができました。

これを食べたら少しだけ頑張ろうと思うこの頃でした。